エミレーツが競技馬輸送完了、輸送品質をアピール

エミレーツスカイカーゴ（アラブ首長国連邦）は、リエージュ（ベルギー）・東京間で馬術競技の出場馬を輸送した全16便の運航が完了したと発表した。東京国際（羽田）空港から40頭の馬をボーイング777-F貨物機で運んだエミレーツEK9497便がリエージュ空港に到着し、エミレーツ航空史上最大級の馬のチャーター輸送が成功裏に終了した。

ロジスティクスエミレーツスカイカーゴは、ことし7月13日の初便から9月2日の最終便までの7週間、リエージュから東京まで計8便で316頭、復路では同数の便で323頭を輸送。計16回のフライトでは、それぞれ9名から11名の飼育員が同乗し、馬の世話をした。計157人の飼育員が、リエージュー東京間のチャーター便に搭乗。総勢60名のエミレーツの乗務員が、計16回のチャーター便を運航し、336のストールと160トン以上の特別用具や飼料、水を運んだ。

ボーイング777-F貨物機で飛行中の馬がストレスなく快適に過ごせるよう、特別なサービスを開発し、動物輸送にかかる各種規則を全て遵守した。

エミレーツ航空のナビル・スルタン貨物部門上級副社長は「国際的な馬術チャンピオンたちに最高のケアとフライトを提供するため、努力を惜しまず何か月にもわたって計画を立て、関係者や当局との調整を行った。過去20年間に渡って世界各地のスポーツイベントで馬を輸送してきた経験が、今回のリエージュー東京間の16便の運航に生かされた」と話した。