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ダブル連結トラック駐車予約実験を土山SAで実施へ

2021年10月18日 (月)

▲ダブル連結トラック予約駐車マスのイメージ(出所:NEXCO中日本)

調査・データ中日本高速道路(NEXCO中日本)は15日、ダブル連結トラックの駐車場予約システムの実証実験を新名神高速道路の土山サービスエリア(SA、滋賀県甲賀市)で10月29日に開始すると発表した。

トラックドライバーの不足が深刻な課題となるなかで、労働生産性の向上や就労環境の改善を図るため、ドライバーの確実な休憩機会を確保するのが狙いだ。ダブル連結トラックは車体が大きいため駐車できるスペースは限られる。一方で、所定の駐車スペースに他の車両が駐車するケースが後を絶たないなど、サービスエリアなど駐車場の運営にかかる課題も指摘されている。

ダブル連結トラックの駐車場予約システムにかかる実証実験は、浜松いなさインターチェンジ路外駐車場や足柄SA(上り)、新東名高速道路(新東名)静岡SA(上下)で既に実施されている。実証実験の対象を増やすことで、より実効的な予約システムの運営につなげるとともに、利用実態も継続して調査し、本格的な実用化に向けた各種データの取得につなげる。

土山SAにおけるダブル連結トラックの駐車場予約システムは、専用駐車マスを上下線でそれぞれ1台用意し、事前予約制とする。当面は無料実験とし、今後の運用状況を見ながら有料実験も検討する。