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W連結トラック駐車予約実験、予約車以外退出促す

2020年6月19日 (金)

国内中日本高速道路(NEXCO中日本)は18日、ETC2.0を活用したダブル連結トラックの駐車予約システムの開発に着手し、2020年度末を目標に東京・名古屋・大阪間のサービスエリア(SA)など6か所で同システムの実証実験を行うと発表した。

東名高速道路・足柄SA(上り)、新東名高速道路・静岡SA(上り・下り)、新名神高速道路・土山SA(上り・下り)で行う実証実験では、ダブル連結トラック専用の駐車マスにETC2.0対応の路側機と電光表示板を設置し、予約車以外を感知した場合には電光表示板と警告スピーカーで退出を促す。

また、新東名高速道路・浜松いなさインターチェンジ(IC)で行う実証実験では、IC外にダブル連結トラック30台が駐車できる「浜松いなさ路外駐車場」を設け、ETC2.0対応ゲートで予約車の入退出を管理する。

(出所:NEXCO中日本)

NEXCO中日本では、最大車長25メートルのダブル連結トラックに対応した駐車スペースを順次整備してきたが、対象外の車両が駐車してしまうことで、ダブル連結トラックが運行計画で予定していた休憩をとれないといった課題があった。

高速道路3社では、2018年度から休憩施設の駐車マスを拡充する取り組みを進めており、19年度までに1870台分の駐車マスを整備。20年度にも810台分を追加整備する。加えて、小型車・大型車の兼用マスや車種別に空き状況を表示するシステムの整備などで、駐車エリアの混雑緩和と利用平準化を目指す。