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オートバックスセブンがEV参入、店舗販売も検討へ

2021年10月28日 (木)

▲オートバックスセブン代表取締役社長執行役員・小林喜夫巳氏(左)、HW ELECTRO最高経営責任者・蕭偉城氏(出所:オートバックスセブン)

荷主オートバックスセブンは28日、EV(電気自動車)市場に参入すると発表した。小型EV(電気自動車)商用車「ELEMO」(エレモ)の販売とELEMO軽自動車の開発を行う、HW ELECTRO(HWエレクトロ、東京都江東区)に資本参加する。両社は今後、オートバックス店舗でのELEMOの販売やメンテナンス、新規サービスの共同開発の分野で連携・協業していく方針だ。

オートバックスセブンは、政府が宣言する2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた施策として、EV市場へ早期に参入し、EVの販売やメンテナンスのノウハウを得ることよって市場競争力を高めていく検討を進めていた。今回のHW ELECTROへの出資を契機として、オートバックス店舗をEVの販売やメンテナンス拠点とすることで、新規顧客の獲得や関連商品・サービスの付帯販売による収益機会の創出につなげる。

HW ELECTROは、日本市場へ本格参入するうえで、全国に拠点を持つ自動車の販売やメンテナンスのノウハウを有する企業との連携を模索。自動車用品の国内最大手で全国に店舗網を構築するオートバックスセブンとの連携・協業により事業拡大を図っていくのが最適であると判断した。

オートバックスセブンは今後、HW ELECTRO社との連携によりEV普及を推し進めるとともに、脱炭素社会の構築を図るさまざまな施策に取り組んでいく。