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日新2Q、国内外で物流事業好調で2年ぶり営業黒字

2021年11月8日 (月)

(出所:日新)

財務・人事日新が8日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比24.2%増の859億3100万円、営業利益が36億300万円(前年同期は2億5100万円の赤字)、経常利益が同7.1倍の43億4400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が23億6400万円(前年同期は1億5500万円の赤字)となり、第2四半期累計期間では2年ぶりに営業黒字を回復した。

物流事業は売上高が前年同期比25.4%増の841億1400万円、営業利益が同5.2倍の38億4800万円で増収増益だった。国内で航空輸出が海上コンテナ不足による航空輸送への切り替えが続き、自動車関連貨物の荷動きも好調に推移。海上輸出は輸送スペース確保に努めた結果、取り扱いが増加した。海上輸入についても中国からの家電製品輸入が好調だった。

アジアでは、自動車関連貨物の増加でタイやマレーシアなどの航空需要が好調。中国は香港発の家電製品や電子部品の輸出が堅調に推移した。米州は航空輸出の回復が顕著で、家電製品の倉庫保管や国内配送も好調に推移した。欧州はフォワーディング業務も増加し好業績に貢献した。

2022年3月期の通期連結業績予想は、ことし11月1日に修正。売上高を1470億円から1530億円に、営業利益を40億円から64億円に、経常利益を45億円から73億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を27億円から49億円にそれぞれ引き上げた。