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アスクル、障がい者従業員が優秀勤労者として表彰

2021年11月10日 (水)

▲理事長努力賞を受賞したASKUL LOGISTの深川雅也さん(右、出所:アスクル)

認証・表彰アスクルは9日、グループのASKUL LOGIST(アスクルロジスト、東京都江東区)が運営する福岡物流センター(福岡市東区)に勤務するスタッフが、高齢・障害・求職者雇用支援機構の「令和3年度障害者雇用優良事業所等表彰」において、優秀勤労者として「理事長努力賞」を受賞したと発表した。

この表彰制度は、高齢・障害・求職者雇用支援機構が毎年9月の障害者雇用支援月間に、障がい者の雇用促進と職業の安定を図る目的で開催している。

ASKUL LOGISTは、アスクルが展開するEC(電子商取引)事業に欠かせない商品の出荷・配送業務を担い、主要拠点となる全国11か所の物流センターの運営を行う。このたび、九州と中国地方への出荷・配送を担う福岡センターのスタッフ1名が模範的職業人として勤続している優秀勤労者に選ばれ表彰を受けた。アスクルロジストスタッフの受賞は、2020年に続き2年連続だ。

▲福岡物流センターでの作業の様子(出所:アクスル)

アスクルロジストが障がい者雇用に向き合ったきっかけは、福岡センターで11年に法定雇用率を満たすために障がい者雇用を開始したものの、短期間で退職してしまった経験が端緒になっている。特別支援学校を訪問した際に、「働く場所を提供するだけでは続かない」「向き合う体制がなければ雇用はうまくいかない」との気づきを得て、学校や支援機関、家族、医療といった地域全体で連携した仕組みづくりの確立に取り組んできた。

福岡センターでは12年に特別支援学校から新卒者を採用して以来、毎年採用を実施。21年10月時点で、福岡センターの社員292人のうち56人が障がい者社員だ。福岡センターにおける障がい者の雇用率は19%、法定雇用率は26%に達しており、センター内でのピッキングや商品補充、梱包、検品、事務など幅広い業務に従事している。