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医薬卸スズケン、AIデータ解析FRONTEOと業務提携

2021年11月25日 (木)

(出所:スズケン)

メディカル医療用医薬品卸売業のスズケンは25日、AI(人工知能)を活用したデータ解析事業を展開するFRONTEO(フロンテオ)と業務提携を結んだと発表した。

フロンテオは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジンを用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援する。独自のAI技術を活用し、医療従事者と患者との会話を解析して患者の認知機能障害の有無を判定する「会話型認知症診断支援AIプログラム」の開発を行っており、自然言語を用いて認知症を診断する世界初のAI医療機器としてことし4月に臨床試験を開始。早期に製造販売の承認取得を目指す。

スズケンは、グループが有する医療流通プラットフォームの機能やサービスについてフロンテオより高い評価を得たことを契機として、プログラムの医療機関への販売活動をはじめとする包括的な業務提携を締結。プログラムに関する業務のうち、物品の配送や債権管理などの流通関連活動をスズケングループが独占的に行うことで合意している。

両社は今後、プログラムの早期市場浸透と市場拡大に向けた体制の確立を目指す。さらに多様なAI医療機器やAIソフトウェアプログラムに適応する新たな医療流通プラットフォームの構築や新しいAIソリューション開発についても検討する。