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大和ハウス系REIT、シンガポール証券取引所に上場

2021年11月29日 (月)

国際大和ハウス工業グループのDaiwa House Asset Management Asia(ダイワハウス・アセットマネジメント・アジア)は26日、不動産投資信託(REIT)「Daiwa House Logistics Trust」(ダイワハウス・ロジスティクス・トラスト、DHLT)をシンガポール証券取引所に上場したと発表した。欧米の機関投資家が集結するシンガポールでREITを上場することにより、アジア諸国での物流施設などの開発プロジェクトを加速する狙いがある。

大和ハウスは国内で300棟以上、総延床面積1090万平方メートルの物流施設を開発。グループにおいては大和ハウス系投資法人などが国内不動産を中心に資産総額1兆7000億円のファンドを運用する。

大和ハウスなどが保有する国内の14物件をDHLTに売却。シンガポールは日本とREITの取り扱いが異なるため、国内においては大和ハウスグループの既存REITやファンドがカバーしない借地物件や地方物件にも投資できることが可能な利点を生かし、DHLTは多岐にわたる物件の組み入れを推進する。

(イメージ)

大和ハウスはベトナム、マレーシア、インドネシア、タイといった東南アジアの各国において物流施設などの開発と運営を行うが、DHLTの上場により東南アジアにおいても開発事業とファンド運用事業の両立を目指すことで、今後の大和ハウスグループの事業展開に寄与する。グループが長年にわたって蓄積してきた物流施設や事業施設の開発・運営ノウハウを生かして、今後の物件取得などの面からDHLTの中長期的な成長を支援していく。