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三菱商事系、物流特化型米国不動産ファンドを組成

2021年11月29日 (月)

産業・一般三菱商事グループのダイヤモンド・リアルティ・マネジメント(DREAM、東京都千代田区)は26日、物流施設特化型の米国不動産開発ファンド「DREAM US Fund(ドリームUSファンド)4」を組成したと発表した。DREAMが国内の機関投資家向けに組成した海外不動産開発案件を対象としたシリーズの4号ファンドだ。

DREAMは、米国不動産開発事業に投資しキャピタルゲインの獲得を目指すDREAM US Fundシリーズのファンド組成をはじめ、三菱商事グループのあらゆる産業を網羅する情報力や高い信用力や不動産事業への知見を最大限に活用しながら、多様な投資家ニーズに応える海外不動産ファンドを組成してきた。

DREAM US Fund4は、ファンド規模7000万ドル(79億円)、運用期間は原則5年のセミブラインド型ファンド。開発とリースアップを経て、物件を外部売却することを想定しており、DREAM US Fundシリーズとしては初めて、物流施設特化型ファンドとした。

米国の物流施設は新型コロナウイルス感染拡大後も国内と同様に投資・テナント需要が堅調に推移しており、投資案件の確保が難しい状況下で投資家に良質な投資機会を提供する機会とする。シリーズでは過去に3案件5棟の物流施設への投資。今回も明確な投資戦略に基づき、ターゲット水準を超えるリターンの獲得を目指す。

▲米テキサス州マッキーニー物流施設の外観イメージ(出所:DREAM)

DREAM US Fund 4はシードアセットとして、総事業費計1億7000万ドル(192億円)の物流施設2案件を取得予定。今後はシードアセットに加えて、ブラインド枠を用いた数案件の投資を予定している。

DREAMは今回のファンド組成を契機として、三菱商事グループの米国不動産事業における経験・知見を活用し、引き続き幅広い投資家のニーズに応える運用商品を提供していく。