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CRE、配送管理システムのascendと資本業務提携

2021年12月9日 (木)

(出所:CRE)

ロジスティクス物流不動産開発のシーアールイー(CRE)は、ascend(アセンド、東京都新宿区)と資本業務提携を結んだと発表した。

アセンドは、配送管理SaaS「アセンド・ロジ」の開発・提供、物流顧客に向けたコンサルティング業務を展開し、運送業界の課題解決に向けたソリューションを提供している。事業ビジョンとして、既存事業を通して蓄積した知見を活用することによる「運送業界の価値最大化」を掲げている。

アセンド・ロジは案件管理や配車表・請求書の作成といったTMS(輸配送管理システム)の基本機能だけでなく、詳細なデータ分析レポートの発行により、業務効率化と適時な経営改善提案を提供するのが特徴だ。

運送業界は、競争環境の激化や製品の多様化・軽量化による輸送単位の小ロット化、EC(電子商取引)サービスの普及による多頻度の小口配送の広がりなどによる物流クライシスの拡大が叫ばれ、物流業界にけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化の推進が急務となっている。運送会社による適正な運賃の確保も課題だ。

CREは今回のアセンドへの資本参加を契機として、物流インフラプラットフォームのサービスラインアップとして、既存のプロダクトやコンサルティングサービスを顧客基盤に提供することで運送業界のDX化に寄与するとともに、サービスの品質向上や効率化を図る運送会社の成長に貢献していく。CREの物流インフラプラットフォームを構成する企業群とアセンドとの連携による事業シナジーの創出を推進する。

■ascendの概要
所在地:東京都新宿区市谷田町2-38-3 シティ市ヶ谷502
資本金:1億1556万6850円
設立:2020年3月5日
主な事業内容:配送管理システム「アセンド・ロジ」の開発・提供、物流コンサルティング