M&A商船三井は10日、不定期船事業、木材チップ船事業、鉄鋼産業・国内電力向けを除くパナマックス事業の3事業を傘下の商船三井ドライバルクに集約すると発表した。2022年4月1日付で会社分割により承継する。
同社は21年4月から商船三井ドライバルクで3事業の営業活動を一体化してきたが、22年4月以降は会社分割により事業を承継することで組織・要員を統合し「商船三井グループのコア事業であるドライバルク事業の総力」(商船三井)を商船三井ドライバルクに集約する。
商船三井ドライバルクは、載貨重量が1万トンから10万トンまでのばら積み船、木材チップ船、多目的船など多様な船型・船種、合わせて200隻を運航。多彩な船型に対応するワンストップサービスの提供会社として準備を進めていた。

▲商船三井のドライバルク船「AWOBASAN MARU」(出所:商船三井)