調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は16日、360iResearch(インド)の市場調査レポート「ミドルマイル物流市場:2025-2030年世界予測」の販売を開始したと発表した。
ミドルマイル物流市場の24年の市場規模は1107億ドルで、25年には1187億2000万ドル、年平均成長率(CAGR)7.38%で成長し30年には1697億5000万ドルに達すると予測されている。
同市場のトレンドとして、デジタル革新や高度な分析、自動化が進むことで、効率性や透明性、信頼性が成功の主要な基準となる新時代へと進んでいる。デジタルトランスフォーメーションはリアルタイム追跡、データ分析、予測モデリングを可能にし、企業がルートを最適化し、ダウンタイムを最小限に抑えて潜在的なボトルネックを予測することを可能にしている。さらに人工知能と機械学習の進歩により膨大な量のデータを処理して需要変動を予測し、それに応じて物流パラメータを調整することで、よりスマートな意思決定を促進している。またクラウドベースのソリューションやモノのインターネット(IoT)センサー、その他の最先端技術を採用し、応答性と適応性に優れた物流ネットワークを構築しているためインフラへの投資が加速している。
また市場では環境と経済が融合した持続可能性への注目も高まっている。企業では低燃費の車両や環境に優しい倉庫など持続可能な手法を取り入れ、業務効率を高めながら二酸化炭素排出量を削減している。自動化技術やより環境に優しい多様な輸送手段を統合することで、物品の移動方法は大幅に見直され、業界は将来の課題に対応できる体制を整えている。
セグメンテーション別にみると、ハードウェアの分野ではサプライチェーンの可視性と制御に不可欠な車両管理システムと倉庫管理システムに技術革新が集中。サービス分野でも通関、貨物輸送、倉庫管理ソリューションが効率的で中断のないオペレーションを実現する土台となっている。航空貨物分野は迅速な配送のための限界に挑み続け、海上輸送は大規模でコスト効率の高い輸送の基幹であり続けている。鉄道輸送は信頼性とキャパシティにおいて優位であり、道路輸送はラストワンマイルの接続性と地域アクセスに対処するために最適化が進んでいる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。