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越市場へ越境EC参入に高い関心、ショッピー調査

2025年7月16日 (水)

調査・データ東南アジア・台湾で最大規模のEC(電子商取引)プラットフォーム、Shopeeの日本法人、ショッピージャパン(東京都中央区)は16日、ベトナム市場での越境EC事業に関する定点調査の結果を公表した。ベトナム市場に関心を持つ越境EC事業者の95.4%が、新規参入の増加を予測しており、同社はベトナム市場への関心の高さが確認されたとしている。

調査は先月11、12の両日、ベトナム市場で越境ECを行っている企業と、検討している企業の経営者や役員に対しインターネットを通じて実施。109人から回答があった。昨年も同様の調査を行っており、前回の結果との比較も行っている。

ベトナムでの越境ECを検討した理由(複数回答)については、「日本製品に対する信頼度が高いから」が60.6%で最も多く、次いで「EC利用率が高いから」が47.7%、「持続的な経済成長が見込めるから」が46.8%だった。

越境ECの展開方法については、「日本から現地向け自社ECサイトを展開する」が61.5%で最も多く、「海外対応国内プラットフォームに出店する」が53.2%、「海外プラットフォームに出店する」が33.9%だった。前年と順位は変わらないが、「海外プラットフォーム出店」が7.9ポイント増加したのが目立った。

今後、ベトナム市場への新規参入は多くなると思うか、との問いには、「非常にそう思う」が46.8%、「ややそう思う」が48.6%で、合計すると95.4%となり、前年を5.9%上回った。

どのような支援やサービスがあれば成功しやすいと思うか、との問いには「現地マーケティング支援」が53.2%で最も多く、「現地の規制や法律に関するアドバイス」が50.5%、「現地消費者の分析レポート」が47.7%だった。

同社は「経済成長とEC市場の拡大が著しいベトナムに対し、日本製品に対する高い信頼感を背景に、多くの国内企業が参入を検討している。一方で、物流インフラの整備状況や言語対応といった実務面のハードルも存在している」と指摘。「現地支援を適切に活用することで、円滑で効果的なベトナム市場への参入が可能になる」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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