Azoop9億円調達、引受先にGLPグループのモノフル

財務・人事トラック運送業向けに車両売買プラットフォームや運送業務支援サービスを提供するAzoop（アズープ、東京都港区）は24日、日本GLPグループのモノフル（同）を引受先とする第三者割当増資によって、総額9億円の資金を調達したと発表した。累計調達額は13.7億円に達したが、同社は今後の取り組みで総額18億円規模の資金調達を目指す。

今回の調達資金は、人材採用や製品開発に投入する方針で、今後も「トラッカーズ」サービスブランドを強化しつつ「仕組みを変えて、はたらくクルマに関わる個人と企業の選択肢と可能性を広げていく」というブランドミッションの実現に力を注ぐ。今回の資金調達を受け、事業の拡大と従業員数の増加を見据え、12月22日にオフィスを浜松町に移転した。

（出所：Azoop）

同社は「2017年5月の創業より、商用車と密接な関わりのある物流・運送業界にフォーカスし、古き商習慣が色濃く残る同業界にデジタル化を推し進めてきた。市場規模15兆円の同業界は、労働力不足や輸送効率の悪化など深刻な課題を抱える一方、いまだ電話やFAXで業務の受発注が行われている。今後も同業界が抱える課題を解決できるサービスを段階的に展開し、物流・運送事業者の利益最大化と業務効率化に貢献していく」とコメントしている。

■新オフィスの所在地
東京都港区芝大門2-11-8住友不動産芝大門2丁目ビル2F