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長岡運送、「関東の中央」群馬で4温度帯倉庫を稼働

2022年1月4日 (火)

拠点・施設長岡運送(群馬県伊勢崎市)は、同市内に多機能倉庫を完成させたと発表した。22年1月中に本格稼働する。「首都圏の中央」という立地から、関東地方各地へのアクセス性を前面に出して荷主企業などへ訴求していく。

▲倉庫外観イメージ(出所:長岡運送)

配送業で発足した長岡運送は、20年前に倉庫業にも参入。3PLを主軸に事業を展開してきた。EC(電子商取引)サービスの普及に伴う消費スタイルの多様化や、新型コロナウイルス禍を契機とする物流ニーズの変革、さらに「新しい生活様式」に対応するための事業基盤強化策の一環として、今回の倉庫新設に踏み切った。

新倉庫の特徴は、冷凍・冷蔵・定温・常温の4温度帯への対応力だ。1000パレットまで収容できる660平方メートルの冷凍倉庫をはじめ、コロナ禍などを契機に高まりを見せる冷凍・冷蔵需要を意識した。冷蔵スペースも600平方メートル確保し、多様なニーズを想定したレイアウトとした。

遮熱通気断熱構造を採用し消費電力を抑制できる仕様としたほか、屋根には太陽光発電パネルを設置してCO2排出量を削減。物流業界で機運が高まるカーボンニュートラルの実現に貢献する。

さらに、北関東自動車道や関越自動車道を経由して各地への移動が容易であることから、北関東を中心に首都圏一円の配送拠点としての機能を発揮できる点も強みだ。長岡運送は「東京都内から1時間の好立地」をアピールし、営業展開を加速していく。