群馬の長岡運送、冷凍・冷蔵倉庫を稼働

拠点・施設長岡運送（群馬県伊勢崎市）は20日、自社敷地内でハイスペックの冷凍・冷蔵倉庫を今月、本格稼働したと発表した。衛生管理の徹底や地震の少ない好立地を強みに、地域の食品製造業の間で高まる・冷蔵保管ニーズに応える。

新倉庫は1棟で冷蔵倉庫部分（600平方メートル）と冷凍倉庫部分（660平方メートル）に分かれる。冷蔵はC3級（プラス10度からマイナス2度まで）に、冷凍はF1級（マイナス20度からマイナス30度まで）にそれぞれ対応する。

▲C3級冷蔵倉庫（左）とF1級冷凍倉庫の内装（出所：長岡運送）

食品流通加工で培った衛生管理により、防虫・防鼠や、異物混入を防ぐ従業員の着衣対策、衛生ルームへの入室時の手洗い・うがいを徹底。食品製造工場と同等のHACCP規格に準拠した体制で対応する。

同社は立地の優位性も強調する。群馬県が関東近県12都県の中で最も地震発生率が少ないとし、現時点で商品を1か所の倉庫に集中している企業に対しては、分散保管として同社倉庫の活用を呼びかけている。併せて冷蔵品、冷凍品の配送にも対応するとしている。

■倉庫概要
住所：群⾺県伊勢崎市北千⽊町1600-8
構造：鉄骨造平屋
面積：冷蔵倉庫部分：600平方メートル、冷凍倉庫部分：660平方メートル