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長岡運送、防爆倉庫を伊勢崎市に新設

2025年5月14日 (水)

拠点・施設長岡運送(群馬県伊勢崎市)は14日、群馬県伊勢崎市に防爆倉庫2棟、定温倉庫2棟、流通加工場1棟を新設すると発表した。新倉庫の完成はことし10月を予定している。

▲北関東エリアでは希少な危険物保管拠点になる(出所:長岡運送)

防爆倉庫は第4類危険物の保管に対応し、リチウムイオン電池や有機溶剤など、火気や爆発リスクを伴う製品を安全に収納できる構造が特徴だ。BCPやコンプライアンスの厳格化を進める企業にとって、北関東エリアでは貴重な選択肢となる。この倉庫は国道50号に隣接しており、進行中のバイパス整備により今後4車線化が計画されている。これにより関東圏へのアクセス性が向上し、危険物保管拠点として機動性と安全性を両立させる。

倉庫建設地の群馬県は、近隣12都県の中で地震発生率が最も低い。この災害リスクの低さと首都圏への優れた交通アクセスから、工場や物流拠点の分散先として注目を集めている。地理的リスクの少ない群馬県での分散保管は、災害時のリスク回避や倉庫集中の防止策として効果的なリスクマネジメントとなる。定温倉庫は庫内温度を25℃以下に維持できる。気温が40℃を超える酷暑時でも、食品、化学品、医薬品、電子部品などの品質低下を防ぐことが可能だ。また、作業員の健康被害も軽減でき、作業環境の改善と保管品の品質維持を同時に実現する。

同社はドレージといった輸出入コンテナの陸送、バンニング・デバンニング、倉庫保管、流通加工、配送までを一貫体制で提供している。今回の設備拡張により、火気危険物や温度管理品といった特殊ニーズにも対応する物流ソリューションをさらに拡充する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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