ロジスティクストナミホールディングスグループは5日、グループ中核会社のトナミ運輸(富山県高岡市)が濃飛倉庫運輸(岐阜市)と協業すると発表した。トナミ運輸と濃飛倉庫運輸の間で施設賃貸借契約を締結する。配送業務の効率化を推進することで、収益基盤の強化とより充実した輸送品質の確保につなげる。
トナミ運輸の港支店(名古屋市港区)の荷さばきスペースや事務所など一部スペースについて、濃飛倉庫運輸と賃貸借契約を締結。濃飛倉庫運輸の富船輸送センター営業所(名古屋市中川区)の特積み機能を、トナミ運輸港支店内に新設する名古屋藤前輸送センター営業所(名古屋市港区)へ移管する。施設の共用開始は1月11日。
それにより、両社の配送戦力を相互に活用することで、配達業務において共同配送を実施。濃飛倉庫運輸名古屋藤前輸送センター営業所の集荷貨物については、他社委託分をトナミ運輸のネットワークを利用した輸配送を実施する。
両社は今回の協業を契機として、配送戦力や施設の戦略的な運用を行うことにより、配送生産性と品質を向上してシナジー効果の創出を図る。共同配送によるドライバーの労働時間短縮や配送コスト削減、さらにトラック走行距離の短縮によるCO2排出量削減効果を見込む。
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