クラブツーリズム、｢鹿島臨港線｣特別公開ツアー

▲鹿島臨海線（出所：クラブツーリズム）

イベント近畿日本ツーリストグループのクラブツーリズム（東京都新宿区）は6日、鹿島臨海鉄道の貨物専用線「鹿島臨港線」における貸切列車運行と貨物駅「神栖駅」の特別公開を2月13日と3月6日に実施するのにあたり、関連ツアーの販売を始めたと発表した。

普段は目に触れることのない貨物輸送専用施設を体感できるイベント。貨物輸送の現場への関心をかき立てる企画を通して、物流の役割を認識してもらう機会にもなりそうだ。

2021年10月に実施した神栖駅の特別公開イベントツアーで高い人気があり、さらに鹿島臨港線への乗車ツアーを求める声もあったことから、クラブツーリズムが今回の企画を発案した。

鹿島臨港線は、鹿島サッカースタジアム駅（茨城県鹿嶋市）と奥野谷浜駅（茨城県神栖市）を結ぶ貨物専用線。鹿島臨海工業地帯への原料や製品輸送を目的に敷設されたが、1978年から83年までは一部区間で旅客列車も運転していた。神栖駅は、コンテナや車扱の貨物を取り扱う貨物専用駅で、コンテナホームを備えている。鹿島臨港線も神栖駅も、通常は一般公開を行っていない。

クラブツーリズムがこのたび企画したツアーでは、鹿島臨海鉄道で旅客営業を行う「大洗鹿島線」（水戸駅・鹿島サッカースタジアム駅間）の大洗駅と神栖駅を1往復する貸切列車を運行。神栖駅では、貨物車両に乗り込んで汽笛を鳴らす「汽笛吹鳴」やオリジナル貨車車票づくりなどの体験イベントを実施する。

▲ディーゼル機関車（出所：クラブツーリズム）

■ツアー概要
日時：2022年2月13日、3月6日（いずれも日曜）
行程：大洗駅9時52分発→神栖駅特別公開（2時間30分）→大洗着15時2分着
定員：各日とも30人
費用：2万5000円／人
ツアー詳細サイト：https://bit.ly/3HiMzEi