拠点・施設オムロン(京都市左京区)は、FA(工場自動化)技術の集積拠点「オートメーションセンタ KUSATSU」(ATC-KUSATSU)を、滋賀県草津市の草津事業所内にリニューアルオープンすると発表した。
オムロンによると、ATC-KUSATSUはオートメーション技術を製造各社の顧客に提供し、顧客の課題を解決する拠点として2011年に誕生した。現在、全世界に37カ所あり、最先端のFA技術で製造現場の自動化を加速し、製造業の人手不足の解決に貢献してきた。
今回のリニューアルでは、デジタル技術を駆使し、リアルな工場をデジタル空間上に再現することを可能にした。オムロンが持つ20万点以上の制御機器とソフトウェアやサービスを合わせた高度な技術と制御アプリケーションを使用し、顧客の課題に合わせた解決策を実証できるほか、顧客が各種機器の導入に必要となる技術トレーニングが提供できる。
同社は「革新が求められる製造現場の課題にお客様と取り組み、お客様のモノづくりを革新することで社会的課題を解決し、世界中の人々の生活を豊かにすることを目指していく」としている。