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オムロン、中国で制御機器増産へ2拠点目工場

2018年6月11日 (月)

拠点・施設オムロンは、中国の製造現場自動化需要が高まっていることを受け、上海の「第1工場」に続く2拠点目の制御機器工場を建設する。

中国では、製造現場の人件費高騰や人手不足が深刻化が急速な製造現場の自動化を後押しし、同国政府も「中国製造2025」を掲げて製造現場のスマート化に向けた自動化や省人化投資を促進。

こうした動きを受けて制御機器や産業用ロボットの需要が拡大し続けていることから、オムロンは制御機器の第2工場を増設し、2020年度時点の中国における生産能力を17年度比で2倍に増やす。

第2工場では、中国を中心にグローバルレベルで需要が高まり続ける光電センサー、近接センサーなどのファクトリーオートメーション用制御機器を増産する体制を構築し、第1工場内には、産業用ロボットの生産ラインを新設、拡大する中国の産業ロボット市場に対応する生産体制を整える。

また、第2工場を同社が目指す「モノづくり現場を革新するコンセプトモデル工場」に位置付ける。

■オムロン上海有限公司第2工場の概要
投資総額:10億円(建物改修4億円、設備投資6億円)
工場規模:延床面積9102平方メートル(第1工場1万4612平方メートル)
生産能力:月産170万台(2020年度時点のセンサー本体の生産数)
生産品目:主力センシング機器(各種光電、近接センサーなど)
稼働開始時期:2018年7月