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ラピュタ、展示会でAMR導入メリット体感型ブース

2022年1月21日 (金)

サービス・商品ラピュタロボティクス(東京都江東区)は21日、「第6回ロボデックスロボット開発・活用展」で、ピッキングアシストAMR(自律走行搬送ロボット)の導入イメージを体感してもらうブースを展開。来場者の関心を集めた。

ラピュタロボティクスは、物流施設におけるピッキング業務現場を再現したコーナーをブース内に設置。ピッキングを担当する作業者1人に対して複数台のロボットが対応する形で、作業負担の軽減や生産性向上を実感できる構成にした。

作業者のところに、箱(トート)を複数載せたAMRが寄ってきて、ピッキングする商品を画面で指示。作業者がその通りに商品をトートに収めると、今度は別のAMRがやってきて同様にピッキングを命じる。AMRは予定通りの商品がトートに入れられた時点で、出荷スペースに自動的に移動していく。

作業者はピッキングスペースに留まりながら、ロボットの指示で商品をトートに収める作業に徹することができるため、作業者の移動距離が短くなり負担の軽減につながる。AMRはこうした「群制御」と呼ばれる協調作業により、作業現場の全体最適を図ることができる。

▲ピッキングアシストAMRのイメージを体感できるブース

ラピュタロボティクスは、ピッキングアシストAMRの普及にあたって、その導入効果を実感できる機会を提供することで、より現場の課題解決につながるロボットの導入につながると判断。ロボットの導入による作業効率化を実感できる出展ブースで、来場者にロボットと「共同作業」を体験してもらうことで、ロボット導入への疑問をなくす狙いがある。

先進的な機器やシステムを競いあう印象が強い見本市で、こうした「実機に触れることで、ロボット導入のメリットを体感してもらう」(ラピュタロボティクス)機会を提供するブース展開は、ロボットの普及を推進する手法として、業界に強い示唆を与えそうだ。