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日航3Q、貨物郵便収入は経済回復で前年比77%増に

2022年2月2日 (水)

(出所:日本航空)

財務・人事日本航空は2日、2022年3月期第3四半期累計連結決算を発表した。貨物郵便収入は1610億円で、前年同期比77.1%と大幅に増加。19年同期実績の2.3倍になった。自社旅客機や他社貨物機を利用した貨物便を積極的に運航することで、大幅な増収を確保した。

国際貨物収入は1333億円と前年同期実績の2倍、19年同期実績の3倍に達した。第3四半期単独の国際貨物収入は525億円で、前年同期実績の88%増、19年同期実績の3.5倍だった。北米向けの自動車や半導体関連部品が堅調に推移した。旅客便の供給が未だ限られるなかで、新型コロナウイルス禍以前と比べて需要や単価が高い状況が続いている。

有償貨物量は国際線で前年同期比76.1%増の23億6410万4000トン・キロ。国内線は3.7%減の1億7539万1000トン・キロだった。

2022年3月期の通期業績予想は、貨物郵便で前期比56%増の2010億円と設定。コロナ禍による経済停滞からの脱却がさらに進むとみているが、今後もオミクロン株の感染動向をはじめ不確定要素もある。