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NXHD、日通の国内警備輸送業務を23年に分社化へ

2022年2月14日 (月)

(イメージ)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は14日、日本通運の国内警備輸送事業を分社化すると発表した。日本通運の同事業について、会社分割により完全子会社のNXキャッシュ・ロジスティクス(NXCL)に承継する。警備輸送事業の今後の事業拡充と差別化を推進するため、分社化により経営の機動力を高める狙いがある。

日本通運は警備輸送業務の全国ネットワークを構築し業界トップのシェアを維持する一方で、金融機関などの経営環境はキャッシュレス化などの影響を受けて大きく変化しており、警備輸送業界を取り巻く環境は厳しさを増している。

NXHDは、こうした環境下において警備輸送事業をさらに発展させるための方策として、警備輸送に特化した専門会社の設立による、柔軟かつスピーディな意思決定により時代に求められるサービスを創出していくことが不可欠と判断。警備輸送事業の分社化を決定した。

NXグループは、中長期的な視点でグループ経営を進化させ企業価値の最大化を図るため、ことし1月4日に持株会社体制へ移行。その一環として、警備輸送事業を専門性のある事業会社とすることにより、役割と責任を明確化するとともに柔軟かつスピーディな意思決定を図れる体制を構築することで、競争力の強化と時代に求められるサービスの創出を目指す。

日本通運を分割会社とし、NXCLを承継会社とする吸収分割を実施。効力発生日は2023年1月1日を予定している。NXHDは、今回の会社分割による連結業績への影響は軽微としている。