日通、警備輸送事業強化へ組織改正

ロジスティクス日本通運は29日、4月1日付けで全国の各警備輸送事業所を警備輸送事業部の傘下に専業化し、警備輸送事業の強化を図ると発表した。

近年、金融業界を取り巻く環境は大きく変化し、各金融機関の業務提携や合併の動きが活発化しており、地方金融機関でも県境を越えた広域エリアに跨る提携・合併が進んでいる。

こうした情勢変化により、警備輸送事業の顧客ニーズは、多岐にわたる業務内容に関する広域エリアでのサービス提供を求めるものとなってきており、今後、さらなる業容拡大を図っていくために、「より包括的で専門性の高い営業提案を顧客に提示していく必要がある」と考えた。

顧客ニーズの変化に対応しつつ、安全で確実な貴重品運搬サービスが提供できる事業体制を構築するため、これまで国内ブロックと一体となって取り組んできた諸施策に加えて、警備輸送事業部のコントロール体制を強化することにした。

■新旧組織図（出所：日本通運）