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セイノーとマネックス、「たすき掛け」で挑戦後押し

2022年3月15日 (火)

環境・CSRセイノーホールディングス(HD)とマネックスグループは3月24日、両社の社長や社員とともに「たすき掛けプロジェクト(PJ)」を開催する。

両社も参画する、企業12社で2017年に活動を始めたバーチャルカンパニー「and Beyond(アンド・ビヨンド)カンパニー」(aBC)の取り組み。一方の社員が自身のアイデアや新しい取り組み・新規事業を、もう一方の企業の経営トップに3分間でプレゼンテーションする。経営トップと社員という関係性を排除してあるべき個人の主体性と創造性を発揮することで、自由で活発な挑戦を後押ししていく狙いだ。

▲前回のプロジェクト実施時の様子(出所:and Beyondカンパニー)

副業や兼業などワークスタイルの多様化が進み、個人と組織の関係性も変化し続けている。aBCが5年間の活動を通じて行ってきたのは、応援し合う文化の醸成と、実践する人材育成という名の人づくりだ。様々な社会課題に触れる機会、多様な立場・価値観の人との横断的な出会いを通じて、社員自らの意志と挑戦を育んできた。

このプロジェクトは、現場の人材育成に注力する2つの組織の社長が社内文化を交換することで、しっかりとした価値観と存在意義が浸透した組織内でも「個人の意志ある挑戦」を後押しする機会とする。

たすき掛けプロジェクトは、20年8月31日にaBCが開催したオンラインイベントで、「組織や従来の枠組みを超えて、意志ある個人を応援する企業へ進化する動きを加速させるには?」との観点から生まれたアイデアだ。

セイノーHDの田口義隆社長は「すでにプラットフォームが存在していて、それぞれが乗り入れられるようになると最大公約数になる。既存で存在しているものに乗っかったほうが速く進むことも多い。若者は乗っかったほうが良い」と話す。

企業の枠を超えた取り組み。個人の意志による果敢な挑戦が社会を変えていく。物流業界を含めた従業員の意識改革につながる取り組みとしても注目されそうだ。