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JMU、次世代省エネ型の高効率バルク船を引き渡し

2022年3月2日 (水)

▲AQUACHARM(出所:ジャパン マリンユナイテッド)

ロジスティクスジャパン マリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は1日、有明事業所(熊本県長洲町)でWealth Line(ウェルス・ライン)向けに建造していた次世代省エネ型バルク船「AQUACHARM」(アクアチャーム)を引き渡したと発表した。

AQUACHARMは、仏ダンケルク港への寄港が可能な最大船型に仕上げた。最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適な船型を開発。JMUが独自に開発した省エネデバイスを装備し、従来船と比べ大幅な燃費削減を達成した。

満載状態だけでなく空荷のバラスト状態でも実海域性能を向上させる船首形状を採用。電子制御エンジンや低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により燃費性能に向上を図っている。バラスト水処理装置の装備や有害物質一覧表の保持、NOx(窒素酸化物)排出規則への適合など環境規制への対応にも配慮している。

JMUは今回のAQUACHARM新造を契機として、経済性・環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造を推進する。

AQUACHARMの概要
全長:292.00メートル
幅:45.00メートル
深さ:24.55メートル
喫水:18.234メートル
載貨重量:18万2309トン
総トン数::9万3297
航海速力:15.05ノット
定員:25人
船級:NK
船籍:マーシャル諸島