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JMU、環境配慮型の次世代省エネバルク船が完成

2021年10月22日 (金)

環境・CSRジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は21日、津事業所(津市)にて建造していた次世代省エネ型バルク船「FIRST PENGUIN」(ファースト・ペンギン)を引き渡したと発表した。

FIRST PENGUINは、環境対応水準の高さが特徴。2020年1月から一般海域へ適用されるSOx(硫黄酸化物)排出規制に適合。最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発したほか、独自の省エネデバイスを搭載し、従来船に比べて大幅な燃費削減を達成した。

温室効果ガス排出規制であるEEDI(エネルギー効率設計指標)に対してはことし以降の契約船に適用されるレベルを満たしているほか、騒音や風圧に配慮した設計とすることで居住性の向上も実現した。電子制御エンジンや低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により燃費性能も向上させた。

■FIRST PENGUINの概要
全長:299.99メートル
全幅:50.00メートル
深さ:25.0メートル
喫水:18.40メートル
載貨重量:20万8772トン
総トン数:10万7450トン
航海速力:14.50ノット
船籍:パナマ