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センコーGHD、大阪ガス子会社OGスポーツを傘下に

2022年3月22日 (火)

(イメージ)

M&A大阪ガスとセンコーグループホールディングス(GHD)は18日、大阪ガスの100%子会社であるオージースポーツ(OGスポーツ、大阪市中央区)の全株式を、ことし7月1日付でセンコーGHDに譲渡することで合意したと発表した。センコーGHDは、今後の需要拡大を見込める健康関連事業を強化することにより、グループ経営における収益力を強化するとともに、企業価値向上につなげる狙いだ。

OGスポーツは、1981年の設立以降、「コ・ス・パ」「FITBASE(フィットベース)24」「30peak(ピーク)」などのブランド名で、直営フィットネスクラブやスイミングスクール、テニスクラブ、行政などから受託している運動施設などを、関西圏を中心に運営。ことし4月現在で62施設を運営するとともに、ヘルスケア関連事業も展開している。

センコーGHDは大阪を発祥とする国内の大手物流グループの一角を占めている。物流事業に加えて「健康」「生活」「食」をテーマとしたライフサポート事業の拡大を図る。介護や老人ホーム、保育、家事代行、外食など生活関連サービスを提供。2017年にグループ化したブルーアースジャパン(山梨県甲府市)はフィットネス事業を運営し、山梨や東京で20施設を展開している。

大阪ガスは「Daigas(ダイガス)グループ中期経営計画2023」に基づいた事業ポートフォリオの見直しを進めるなかで、OGスポーツの新たな成長を実現させるためには、ライフサポート事業に意欲的に取り組み、フィットネス分野でも実績のあるセンコーGHDの全面的な支援の下で運営されることが最適と判断した。

センコーGHDはOGスポーツをグループに迎えることで、フィットネス事業のエリア拡大や介護事業との連携による新サービスの開発など、健康を領域とする事業の拡充で人々の生活を支援するライフサポート事業の成長をさらに促進していく。

OGスポーツは、センコーのライフサポート事業の中核をなすビジネスとして、センコーGHDの経営資源やノウハウを活用することで、さらなる成長を目指す。