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GLP投資法人22年2月期、倉庫火災特損で最終減益

2022年4月13日 (水)

(イメージ)

財務・人事GLP投資法人が13日発表した、2022年2月期(21年9月からことし2月まで)決算における運用状況は、営業収益が前期(21年8月期)比3.9%増の247億8600万円、営業利益が9.1%増の142億4900万円、経常利益は10.0%増の129億3700万円、当期純利益は27.6%減の85億1900万円だった。

「GLP舞洲II」(大阪市此花区)で21年11月に発生した火災で滅失した資産の帳簿価額相当額を特別損失として計上したため、最終減益となった。

先進的物流施設の賃貸市場は、EC(電子商取引)サービス提供企業や3PL事業者などによる新規拡張や拠点集約・統合の動きに加えて、人手不足やサプライチェーンの効率化といった物流業界が直面する経営課題への対応を背景とした需要が底堅く推移した。

こうした環境下で、21年に新規供給された大型マルチテナント型物流施設に対するテナント内定率は、首都圏と近畿圏で9割と高水準を維持するなど、先進的物流施設の需給バランスは引き続き安定した動きを見せた。

22年2月期末の保有物件は86物件で取得価格合計は7800億6200万円、ポートフォリオ稼働率は99.1%と良好な水準を維持。鑑定評価額合計は9838億3800万円となり、含み益は2385億1700万円、含み益率は32.0%に達した。

22年8月期の運用状況予想は、営業収益が246億800万円、営業利益が130億300万円、経常利益が116億6700万円、当期純利益が160億6600万円。23年2月期は営業収益が226億円、営業利益が115億600万円、経常利益が101億9500万円、当期純利益が104億2600万円を見込む。