財務・人事三菱倉庫が4月28日発表した2022年3月期連結決算は、営業収益が前期比20.4%増の2572億3000万円、営業利益が54.6%増の181億4400万円、経常利益が44.6%増の231億5100万円、親会社株主に帰属する当期純利益が54.3%減の178億9200万円だった。
物流事業は、営業収益が前期比20.1%増の2152億4000万円、営業利益が89.5%増の137億300万円となった。倉庫▽陸上運送▽港湾運送▽国際運送取扱––の各部門で貨物取扱量が回復。倉庫と陸上運送の両事業では、医薬品の取り扱いが増加したほか自動車部品も回復。港湾運送事業はコンテナ貨物の回復が収益に貢献。国際運送取扱事業は輸出入貨物の回復のほか、海上・航空運賃単価上昇も寄与した。
2023年3月期の連結業績は、売上高2500億円、営業利益168億円、経常利益218億円、親会社株主に帰属する当期純利益214億円を予想している。