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三菱ふそうがタンザニアに新代理店、製品群も増強

2022年4月19日 (火)

国際三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は19日、タンザニアにおける新たな販売代理店として、フランスの大手商社CFAOグループ傘下の自動車販売代理店であるCapstone Corporation(キャップストーン・コーポレーション)と販売店契約を締結したと発表した。

CFAOは、アフリカを中心に自動車の輸入から組み立て、販売、リースまで幅広く事業を展開。アフリカ大陸で最大規模の自動車販売ネットワークを構築している。CFAOはケニア、ナイジェリア、ガボン、ガーナ、マダガスカル、モーリシャスなどでの販売事業を通じて、FUSO製品に関するカスタマーサービスのノウハウと実績を持つ。

タンザニアではグループ企業のキャップストーンを通じて、ダルエスサラームと、製造業が盛んな内陸部のアルーシャの2拠点でFUSO車両の販売を開始する。

三菱ふそうは今回の提携に伴い、タンザニア向けのラインアップを拡充。総重量4.4トンの小型トラック「キャンター」から連結車両総重量49トンの大型トラック「TV」まで、より幅広い車両を提供する。三菱ふそうのパートナー企業であるダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ(DICV)のインド・オラガダム工場と三菱ふそうの川崎製作所から完成車として輸出する。

▲タンザニア市場向け中型トラック「FA」(出所:)

三菱ふそうとキャップストーンは今回の製品ラインアップ拡充により、農業やエネルギー、日用品などのビジネスへの対応を目指す。特に農業や食品加工は地元経済への貢献度が高い。

タンザニアの経済はこの20年間で着実に発展しており、新型コロナウイルスの感染拡大による減速が見られたものの、回復に向かうと予測されている。政府によるインフラ支出もさらなるモビリティ・ソリューションの需要を支えると期待されている。