川崎汽船、LNG燃料活用の省エネバルク船を設計

認証・表彰川崎汽船は19日、LNG（液化天然ガス）燃料焚きバッテリーを搭載した省エネ型バルク船の概念設計を確立したと発表した。

川崎汽船は、名村造船所、大洋電機（東京都千代田区）の2社と共同で20万トン型ケープサイズのバルク船について、さらに新来島サノヤス造船（岡山県倉敷市）、大洋電機の2社とともに9万トン型ポストパナマックスバルク船を対象に、それぞれLNG燃料焚きバッテリー搭載省エネ型バルク船の概念設計を確立。日本海事協会から、設計基本承認を取得した。

▲将来の次世代型バルクキャリアイメージ図（出所：川崎汽船）

今回の概念設計にあたっては、低炭素燃料であるLNGを主燃料として想定。永久磁石方式の軸発電装置技術や幅広い分野で活用が進んでいるリチウムイオンバッテリーを採用することによって、温室効果ガス削減に寄与する省エネ船型を実現した。

バッテリーを船内電力のプラットフォームとして活用することで、将来的にはグリーンエネルギーの取り込みと省エネ技術を掛け合わせることで、さらなる温室効果ガス削減を目指す。