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CREが千葉県松戸市に物流施設を着工、来春に完成

2022年5月6日 (金)

拠点・施設シーアールイー(CRE)は2日、物流施設「ロジスクエア松戸」(千葉県松戸市)の建築工事に着手したと発表した。2023年5月末の完成を予定している。

▲ロジスクエア松戸の外観イメージ(出所:CRE)

松戸市東部の松飛台工業団地に位置し、東京都心部から20キロ圏内にある好立地が特徴。都心など大消費地への配送だけでなく、東京外環自動車道などを経由した広域輸送の拠点としても活用できる。住宅街も近接し最寄りの鉄道駅もあることから、従業員確保の観点でも優位性が高い。

機能面では、計14台の大型車が同時に接車できるトラックバースを整備する。倉庫部分の外壁には金属断熱サンドイッチパネルを採用。床荷重は1階が1平方メートルあたり2.0トン、2階から4階までが1.5トンを確保し、各階で2.5トンフォークリフトに対応している。有効高は各階で5.5メートル以上を確保する計画で、高い保管機能を訴求する。2分割での入居が可能な設計としており、最小で1870坪(6170平方メートル)からの利用が可能な仕様とする。

昇降設備は、荷物用エレベーターを2基設置するほか、倉庫各階やトラックヤードからも直接荷物の出し入れが可能な構造とする。トラックヤードに大型のひさしを設けることで、雨天時における入出庫作業の効率を高められる。垂直搬送機2基とドックレベラー2基を実装する計画で、将来的には垂直搬送機をさらに2基増設できる構造とするほか、庫内空調設備を設置する際の配管ルートや室外機置場等の確保など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とする。

環境対応は、全館でLED照明を導入するほか、人感センサーや節水型衛生器具を採用。環境や省エネルギーに配慮した施設計画とする。太陽光発電システムを導入して自家消費するほか、発電した電力の一部を施設内に蓄電して停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も計画。入居テナントのBCP(事業継続計画)策定を支援する。

ロジスクエア松戸の概要
所在地:千葉県松戸市松飛台
敷地面積:7645.32平方メートル
延床面積:1万5641.68平方メートル
構造:鉄骨造、地上4階建て
交通:東京外環自動車「松戸インターチェンジ(IC)」7.7キロ、「市川北IC」7キロ、北総鉄道北総線「松飛台駅」900メートル