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ふるさと納税支援のレッドホースが物流施設を稼働

2022年5月17日 (火)

拠点・施設地域活性化事業を手がけるレッドホースコーポレーション(東京都墨田区)は17日、本社の社屋内にロボット稼働型のロジスティクスセンターをオープンしたと発表した。ふるさと納税の返礼品輸送を始め、自治体などの地域活性化事業を物流面から支える考えだ。

センターを本社ビルの1階と2階部分に16日にオープンした。棚搬送ロボットによる効率的な作業を行う。

▲ロボットによる棚搬送(出所:レッドホースコーポレーション)

同社は2021年10月に現在のビルに本社を移転した。新たな働き方に対応した本社機能と最先端のロジスティクス機能を有した「ハイブリッド型の本社」という位置づけで、整備を進めてきた。

14年6月から自治体や地方の事業者への後方支援として「ふるさと納税支援事業」を手掛け、現在では全国約250自治体と契約を結んでいる。返礼品の調達・受発注管理や寄付者に関する情報を一元管理できるシステムの提供やサイトページの作成、適切な在庫コントロールと円滑な出荷などに取り組み、新型コロナウイルス禍での省人化対策も進めている。地方との連携の中から着想を得て、様々なサービス・プロダクトを展開しているという。

こうした中でオープンしたロジスティクスセンターでロボットを駆使し、「人に頼らない新しい物流のカタチ」を目指す。ふるさと納税以外にも、農水産物の産直直送のEC(電子商取引)サイトも運営しており、センター開設で事業を加速させる。