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日本通運、超低温度帯の医薬品物流サービスを開始

2022年5月31日 (火)

メディカルNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は5月31日、グループの日本通運(東京都千代田区)が、マイナス20度からマイナス85度までの超低温度帯に対応する医薬品関連産業向け物流サービスを開始したと発表した。

NXグループはコア事業の成長戦略における重点施策として医薬品産業を重点産業領域と位置付け、国内外で医薬品適正流通基準(GDP)に基づく品質管理の体制構築と基盤整備を進めている。

日本通運は医薬品物流プラットフォームとして、2度から8度までの冷蔵と、15度から25度までの定温の2温度帯における厳格な温度管理サービスを提供。このたび、超低温度帯にも新たに対応できる体制を構築することで、医薬品物流プラットフォームを刷新する。


▲(左から)取り扱い対象品一例、サービス利用イメージ(クリックで拡大、出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

医薬品の研究開発段階や製剤工程などにおける超低温での保管や輸送が可能となるほか、医薬品関連の原料や中間体、原薬、完成品など幅広い領域の温度管理に対応するロジスティクスサービスの提供につなげることで、より高精度な医薬品物流ビジネスを展開する。

NXグループは、医薬品物流を今後の成長領域として、提供サービスの高度化を推進。高度化・多様化する医薬品の物流ニーズに対応するサービスをグローバルで拡充・展開していく。