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東京建物など、福岡港近くに物流施設を今夏着工

2022年6月1日 (水)

拠点・施設東京建物と東急不動産(東京都渋谷区)、西日本新聞社(福岡市中央区)、丸紅の4社は、福岡市東区の人工島・福岡アイランドシティにマルチテナント型物流施設の開発用地を共同で取得したと発表した。

福岡市による福岡アイランドシティ港湾関連用地の2021年度分譲公募により取得。延床面積14万6000平方メートル超の大規模マルチテナント型物流施設「T-LOGI(ロジ)福岡アイランドシティ」(仮称)として、東京建物を中心とした4社によるジョイントベンチャーで開発。ことし7月に着工し、24年1月の完成を目指す。

▲T-LOGI福岡アイランドシティ外観イメージ(出所:東京建物)

福岡高速6号アイランドシティ線「アイランドシティ出入口」に近く、福岡市内への近距離配送だけでなく九州全域の広域配送の拠点として、さらに本州と九州をつなぐ長距離輸送拠点として優位性が高い。

福岡アイランドシティが位置する博多港は、東南アジアをはじめとする海外主要貿易港や沖縄県の那覇港との海上輸送拠点として、国内外の貨物が集まる貨物集積地で、今後も国際物流拠点として港湾機能の強化を見込める。4社は、国内各地と世界を結節する港湾に近接した物流施設として、荷主企業などに安定した物流サービスを提供できると判断した。

施設は6階建てのダブルランプウェイ型とする計画だ。最小で4950平方メートル(1500坪)の区画から幅広いラインアップで提供することにより、多様なニーズに対応できる設計とする。太陽光パネルを設置するなど、環境配慮に向けた仕様とする予定だ。

T-LOGI福岡アイランドシティ(仮称)の概要
所在地:福岡市東区みなと香椎3-29-11、ほか
敷地面積:3万9240平方メートル(1万1890坪、予定)
延床面積:14万6850平方メートル(4万4500坪、予定)
交通:福岡高速6号アイランドシティ線「アイランドシティ出入口」1.4キロ、西鉄バス「ベジフルスタジアム前バス停」1.3キロ