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川崎汽船、川崎近海汽船の完全子会社化を完了

2022年6月2日 (木)

(イメージ)

M&A川崎汽船は2日、川崎近海汽船(東京都千代田区)の完全子会社化を完了したと発表した。

川崎汽船を完全親会社、川崎近海汽船を完全子会社とする株式交換を実施。完全子会社化により、両社の技術や顧客基盤、人材などの経営資源を有効活用することにより、協業に伴う意思決定の迅速化を行う。川崎汽船グループは、さらなる相乗効果を創出することでグループの企業価値向上を推進していく。

今回の株式交換では、川崎汽船株1株に対して川崎近海汽船株0.58株を割り当てた。

外航海運事業を主力とする川崎汽船は、川崎近海汽船の内航海運事業を自社の事業領域に据えることにより、事業基盤のさらなる強化を図るのが最大の目的だ。

新型コロナウイルス感染収束後の新しい海運ビジネスを取り巻く市場ニーズへの対応をはじめ、カーボンニュートラルの実現を見据えた脱炭素化の取り組み、さらには国内外の海運業界におけるビジネス機会の獲得競争における明確な差別化を図る事業の創出など、持続的成長の実現に向けた課題は山積している。

川崎汽船は、事業領域を拡大させるためには強固な経営基盤の構築を早急に実現するのが不可欠との観点から、川崎近海汽船の完全子会社化を決断した。