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東海電子のアルコール検知器に半年以上の出荷遅れ

2022年6月7日 (火)

(イメージ)

荷主業務用アルコール検知器メーカーの東海電子(静岡県富士市)は7日、アルコール検知器2機種の製品在庫が不足し、出荷の遅れが発生していると発表した。1機種は2023年4月までに、もう1機種は22年12月までに出荷する見込みがないという。部材不足を理由としており、規制強化に伴う需要急増も背景にありそうだ。

発表によると、出荷が遅れている機種の一つは「ALC-MiniIV IC」で23年4月まで出荷の見込みがない。もう一つは「ALC-MobileII」で22年12月まで出荷の見込みがない。いずれも部材不足の影響で22年9月から23年2月ごろまでの生産ができない状態だ。生産再開後、順次出荷する予定だが、今後の注文については納期は全く見えない状況という。

ことし10月から白ナンバー車保有企業にもドライバーへのアルコールチェックが義務化されるのを前に、検知器需要が急拡大しており、一部で需給がひっ迫している可能性がある。