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日本郵船が比に重機2台寄贈、河川浚渫用

2022年6月8日 (水)

環境・CSR日本郵船は7日、フィリピンの河川回復プロジェクトに重機2台を寄贈したと発表した。世界的にも汚染が激しい首都マニラ圏の2つの川の浚渫に用い、洪水を防ぐ。

発表によると、寄贈したのは河川浄化作業用重機で、寄贈先は河川回復プロジェクトに取り組むフィリピンの大手複合企業サンミゲル・コーポレーション。

同プロジェクトは、首都マニラを通るパシッグ川とタラハン川の浄化を目指している。この2つの川では、沈殿した泥や廃棄物で川底が上がって洪水の原因にもなっている。河川の回復は、海洋に流れ込むマイクロプラスチックなどの廃棄物の減少にもつながると考えられている。

▲泥の除去作業の様子(出所:日本郵船)

重機の引き渡し式は6月6日に行われ、サンミゲル社社長のラモン・アン氏、日本政府のフィリピン特命全権大使の越川和彦氏、フィリピン環境天然資源省のヨナス・レオネス次官、日本郵船の長澤仁志社長が出席した。

日本郵船は昨年11月に同プロジェクトに賛同し、5年間で150万ドル(約1億9900万円)の寄贈を決定している。今回寄贈した重機はこの寄付金で購入したものだ。