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日本郵船、フィリピンの河川回復PJに1.7億円寄付

2021年11月19日 (金)

環境・CSR日本郵船は19日、フィリピンの大手複合企業サンミゲル・コーポレーションが取り組んでいる「河川回復プロジェクト」に賛同し、5年間で総額150万ドル(1億7000万円)の寄付を決定したと発表した。

サンミゲルは洪水の被害を軽減し廃棄物の海洋への流出を防ぐため、パシッグ川やタラハン川の川底をさらってごみや土砂などを取り除く工事を進めている。寄付される150万ドルはこうした作業用機材の追加購入費用に充てられる。

▲河川回復プロセス(出所:日本郵船)

19日に開催したオンライン調印式には、フィリピンからサンミゲルのラモン・アン社長、ロイ・シマツ環境天然資源大臣、日本郵船からは長澤仁志社長が出席。ラモン・アン社長は「日本郵船グループの環境への配慮とフィリピンの従業員への心遣いの表れ。サンミゲルが自らに課した課題である、何十年にもわたって汚染されてきた河川を元に戻す努力を続けることの重要性がさらに認識された」と話した。

長澤社長は「グローバルな海運・物流企業として、海洋環境を守ることは私たちのDNAの一部。今回のプロジェクトはまさに私たちの将来の目標に沿ったESG経営そのものだ」と意義を強調した。