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EV充電インフラ、物流施設に先着100基無料提供

2022年6月23日 (木)

サービス・商品電気自動車(EV)の車両やインフラの開発を手がけるテラモーターズ(東京都千代田区)は23日、国内の物流施設を対象に、EV充電インフラを100基先着で無料提供すると発表した。

それによると、対象は国内に物流施設を持ち、EVを導入済み、または導入を検討している企業。原則1社につきインフラ1基を無料提供する。充電装置はEVのほとんどの車種に対応できる。

(出所:テラ・モーターズ)

提供先の企業には、同社のEV充電事業「Terra Charge(テラ・チャージ)」の仕組みを適用する。テラ・チャージは、充電設備に加え、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウドシステムから構成され、設置工事やハード・ソフトの管理運営も含めた包括的なサービスだ。システム上で予約・利用状況の一元管理が可能で、充電の制御も容易という。

先着100基について、インフラのハードウエアのほか、ソフト、設備の設置工賃、保守メンテナンスなどのランニング費用を無料にする。これらとは別に従量制のサービス料がかかり、それは有料となる。電気料金はユーザー負担。

同社は日本でのEV普及を進めるため、テラ・チャージを開発し、最初は分譲マンションを対象にして、ことし4月から提供を進めている。マンション以外への導入も進めようと、次の照準を物流施設に合わせた。トラック運送業を中心にCO2排出量の削減効果が大きく。各社が実際にEVトラックの導入を検討していることに着眼した。