日本ユニシス、新東名高速道路で充電インフラ提供

ロジスティクス日本ユニシスは18日、14日に開通した新東名高速道路の御殿場ジャンクション（JCT）-三ケ日JCTで、中日本高速道路（NEXCO中日本、名古屋市中区）と高速道路関連社会貢献協議会が共同運用する「電気自動車用急速充電システム」へ、充電インフラシステムサービス「スマートオアシス」の提供を開始したと発表した。

日本ユニシスは、電気自動車（EV）・プラグインハイブリッド車（PHV）向けにスマートオアシスを開発し、2010年4月に東名高速道路の海老名サービスエリア（SA、上下線）と上郷SA（上下線）で運用開始された電気自動車用急速充電システムに、国内初となる課金・決済を含む運用サービスを提供している。

新東名高速道路に拡充される電気自動車用急速充電システムは、NEXCO中日本が高速道路関連社会貢献協議会の支援を得て、高速道路での電気自動車の利用環境の整備を目的に日本ユニシスと共同で提供している。2011年3月には東名高速道路の全てのSA（上下線）と名神高速道路の多賀SA（下り線）、東名阪自動車道の御在所SA（上下線）の15か所で運用されている。

今回開通した新東名高速道路の御殿場JCT-三ケ日JCTでは、駿河湾沼津SA（上下線）、静岡SA（上下線）、浜松SA（上下線）の6か所が増設され、電気自動車用急速充電システムは合わせて21か所にまで拡充されることとなる。

電気自動車急速充電システムを利用するには、「利用者カード」の事前申し込みか「おサイフケータイ」「FeliCaカード」の事前登録が必要。日本ユニシスはスマートオアシスによって、充電システムの利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金・決済サービス、ユーザー支援サービスなどを提供し、高速道路網から周辺地域への充電インフラの構築拡大を図るとともに、「EV・PHVの利用ニーズの高い地域へ積極的に促進し、全国の充電インフラ展開を目指す」としている。

■新東名高速道路での「電気自動車用急速充電システム」設置場所
http://www.unisys.co.jp/news/pdf/nr_120418_smartoasis.pdf