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センコー、石川に北陸最大級の物流施設を来夏開設

2022年6月30日 (木)

拠点・施設センコーグループホールディングス(HD)は6月30日、石川県白山市における大型物流施設「センコー金沢第2PDセンター」の建設計画を発表した。延床面積において北陸地区で物流業界最大級の施設となる。すでに着工しており、2023年6月の完成を予定している。

▲「センコー金沢第2PDセンター」完成イメージ(出所:センコーグループホールディングス)

新施設は延床面積3万4654平方メートル、鉄骨造4階建て。センコーHDが保有し、グループ中核会社のセンコー(大阪市北区)が一棟ごと賃借する。ことし3月に着工しており、総事業費は55億円。EC(電子商取引)関連や大手ドラッグストアなど量販店向けの商品を取り扱う計画だ。PDは「フィジカル・ディストリビューション(物的流通)」の略。隣の敷地で2010年から稼働中の「第1PDセンター」と合わせてグループの北陸拠点として運用する。

新施設は、北陸自動車道「美川インターチェンジ(IC)」や「白山IC」から6キロ、「徳光スマートIC」から5キロ、金沢市内まで車で30分とアクセス性がよい。白山市は北陸3県(福井、石川、富山)のほぼ中央にあり、北陸エリア全域への商品供給拠点に適している。

北陸地区は小規模な倉庫が多く、延床面積が1万5000平方メートルを超える大型施設は限られている。ECの拡大や大手ドラッグストアを始めとした全国チェーンの量販店の進出などにより、小規模倉庫では対応できない規模の物流需要が想定されている。 センコーは強みを持つ量販店向け物流を強化するため、需要が増している北陸地区に着眼し、地区最大級の拠点開設で事業拡大を図る。

■施設概要
所在地:石川県白山市村井2640
構造:地上4階建て、鉄骨造
敷地面積:1万8032平方メートル
延床面積:3万4654平方メートル
アクセス:北陸自動車道「美川IC」「白山IC」各6キロ、「徳光スマートIC」5キロ
設備:貨物用エレベーター、ケースソーター、垂直搬送機、クライミングレベラー、移動ラック、太陽光パネル、EV充電設備(乗用車用)