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STANDAGE、米Navisと提携し港湾貨物管理最適化

2022年7月7日 (木)

(イメージ)

ロジスティクスSTANDAGE(スタンデージ、東京都港区)は6日、米Navis(ナビス)と業務提携を締結したと発表した。国内向けに港湾の貨物管理システムの提供を共同で開始。安全運航と環境負荷低減の取り組みを支援する。

コンテナ船の大型化に伴い、1回の寄港で積み降ろしするコンテナの数が増加しており、コンテナ搬出入トレーラーの到着が特定の時間帯に集中する傾向が強まっている。ターミナルゲート前の混雑の一因となっており、早期の解消が求められている。さらに、未だ属人的なターミナル管理や紙ベースでの情報のやりとりなど、システムの導入の遅れも課題だ。

スタンデージはデジタルフォワーディングシステムの一環として、ターミナルオペレーションシステムの世界トップシェアを誇るナビスと連携。国内での港湾システムの提供を開始した。ナビスの港湾システムの導入により、ターミナルの混雑や人的ミス、人災などを防ぐとともに、効率の良い港湾管理体制の整備を促進する狙いだ。

ナビスは、港湾のターミナルオペレーティングシステム(TOS)をグローバルに提供するリーディングカンパニーで、ターミナル運営における生産性と効率性の向上を支援する。ナビスは、施設運営のあらゆる面を最適化するための業界最高水準のソフトウエアソリューションを提供している。

スタンデージは、買い手と売り手のマッチングの初期段階から交渉、決済、貨物の引き渡しまでの貿易業務を完結する貿易プラットフォーム「DiGiTRAD」(デジトラッド)を提供。国境を越えた荷主のニーズに応えるため、高品質のソフトウエア開発やサービス、サポート機能に投資している。

スタンデージとナビスの提携は、ナビスのTOS機能を日本市場に導入し、サービスを提供することに重点を置く。船舶の大型化により、ターミナルの運行における安全運航と環境への影響を最小限にするとともに、より高い生産性が求められる。ナビスのTOSは、ターミナルのリソースの節約やランニングコストの削減、車両待機など非生産的な稼働時間を最小限に抑える。