サービス・商品ZMP(東京都文京区)は21日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)をベースにロボットを運搬者が搭乗・操作できる機能に特化した新製品「CarriRoRide」(キャリロ・ライド)を発表した。
キャリロの力強い搬送能力を活かしながら、運搬者自身が搭乗して直観的に操作できるのが特徴で、手元のジョイスティックを操作して走行することにより、運搬者の負担を大幅に軽減。狭いエリアで小回り走行できるよう、その場での旋回にも対応する。
2022年度の道路交通法改正が施行されると、「移動用小型車(搭乗用移動支援ロボット)」の公道走行が可能になるが、キャリロ・ライドは5センチの段差や10度程度の傾斜を走行することが可能で、工場や倉庫などの屋内だけでなく一般公道での配達業務への活用も期待できそうだ。
また工場や倉庫内外の荷物移動では、頻繁な搬入・搬出作業を要する倉庫業務があり、台車を使った運搬やピッキング作業にかかる移動距離は1日あたり数キロにも及ぶことがある。そこで「搭乗型のキャリロ・ライドであれば運搬者の歩行距離や重量物の運搬する労力を格段に短縮し、作業を効率化することができる」(ZMP)。
■製品仕様
寸法:幅618ミリ×奥行1264ミリ×高さ1104ミリ
本体重量:40キロ
積載重量:150キロ(積載物、搭乗者併せた総重量)
走行速度:最大時速6キロ
充電/稼働時間:3時間充電/8時間稼働(利用環境・頻度などにより異なる)
主な機能:ジョイスティックによる電動走行