
▲ソフトロボットハンドによるピッキング作業のイメージ(出所:ブリヂストン)
荷主ブリヂストンは29日、ソフトロボットハンドを用いて物流現場で品物を一つ一つ運び出すピースピッキング作業の自動化に向け、実証実験を開始したと発表した。次期中期事業計画(2024-26年)で小規模事業化を目指す。
本年7月から開始した今回の実証実験では、日用品や雑貨の卸業、ロボットメーカーなどの複数のパートナーとともに、同社のラバーアクチュエーターを搭載したソフトロボットハンドを用いてピースピッキングの自動化に取り組んでいる。
一般的なロボットハンドでは、1種類でチューブやボトル、パウチなどさまざまな形・硬さ・重さのモノをつかむことが難しいが、同社グループのラバーアクチュエーターを搭載したロボットハンドでは、ゴムの力を生かし1種類のロボットハンドで多様なモノを「いい感じにつかむ」(ブリヂストン)ことが可能。
今後はパートナーとの実証実験を重ね、物流現場のピースピッキング用のソフトロボットハンドを早期に実用化したい考え。