調査・データリサーチ・アンド・マーケット(アイルランド)は15日、米国の自動車オークション市場に関するレポートを発表した。
同市場は24年に34億7000万米ドルと評価され、その後、年平均成長率(CAGR)4%で成長し、30年には44億8000万米ドルに達すると予想されている。
レポートでは米国の自動車オークション市場の取引量は、24年に1426万台に達すると予想。特にオンラインオークションの人気が高まり続けており、ベンチャーキャピタルの支援を受けたスタートアップ企業が複数登場。ディーラー向けのアプリベースのオークションプラットフォームを、実店舗よりもはるかに低い手数料で提供している。またリース終了車両やフリート車(法人者)がオークション市場に参入したことで、比較的新車で整備状態の良い車両が安定的に供給されており、ディーラーにとっても在庫を競争力のある価格で調達し再販できるという点で有利な状況となっている。
今後、市場はDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展によってさらに成長を続けると予想されており、プロセスの効率化と顧客体験の向上が期待されている。また潜在的な景気後退や消費者心理の変動といった経済要因から、より多くの購入者がコストパフォーマンスの高い中古車に注目する可能性がある。さらに電気自動車(EV)の普及が進むにつれ、将来的には中古車市場への導入が進み、市場に新たな局面をもたらすと予想されている。
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