ECアマゾンジャパン(東京都目黒区)は30日、梱包の簡素化を拡大したと発表した。紙袋による配送や同社による追加梱包を省き、メーカー梱包による配送を拡大する。
同社は梱包の選定に機械学習を活用し、商品のサイズに適した段ボール製の箱や封筒などを使用することで、商品を保護しつつ梱包を削減。この取り組みに一部の物流施設で専用オペレーションを追加し、段ボール製の箱や封筒などで出荷されていた日用品など、一部商品を対象に紙袋での配送を開始した。
このオペレーションでは、商品を保護しつつ梱包資材の削減ができるよう工夫しており、商品保護の観点からギフトや危険物、壊れやすいもの、液体は紙袋での配送の対象にしないという。
また、メーカーの梱包のまま配送する商品の拡大については、これまでも大型・中型商品の一部でメーカー梱包のまま配送していたが、一部の小型商品などもメーカーの梱包のままで配送できる体制を整えた。
紙袋による配送と同様に、専用のオペレーションを経て出荷することで実現。壊れやすいものや危険物、散乱しやすいもの、本やCDなどのメディア、ギフトやコレクター向け商品、顧客のプライバシーに関わる商品は対象外とする。これらの取り組みは、アマゾンの独自配送網のみで取り扱う。