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米アマゾン、保管型とフルフィル拠点連携サービス

2022年9月2日 (金)

(出所:アマゾン)

国際米アマゾンは1日、売り手のサプライチェーンの課題を解決するため、保管型の物流施設(ディストリビューションセンター)に在庫を保存し、仕分け・出荷拠点の機能を持つフルフィルメントセンターに自動補充する新たな物流サービス「アマゾンウエアハウジング&ディストリビューション」(AWD)を開始すると発表した。

同社は上流の倉庫と流通業務について、売り手からみた「3つの最大の問題点」として「保管価格が高いこと」「複雑な料金体系」「ストレージ容量の不足」を挙げ、新サービスではシンプルな従量制サービスを導入。売り手は上流の施設からアマゾンのフルフィルメントセンターに在庫を移動する「時間のかかる面倒なプロセスから解放」されるという。

利用するための登録方法として、売り手は1クリックで在庫情報をアマゾンのディストリビューションセンターに送信、ストレージコストを大幅に削減しながら、上流倉庫の在庫操作をアマゾンフルフィルメントネットワークと統合しつつ、「常に適切な量の在庫を、適切な場所、適切なタイミングで在庫」できるようにする。

2023年には、AWDを用いることで卸売事業者や実店舗を含む任意の場所に在庫を送る機能の提供を開始する。